プロフィール


 20年前、現場でふと気づいたこと・・・

接着剤、木の模様のシールを貼ったドア、ピカピカの家具、建材、印刷された合板フローリング、
ビニールだらけの室内、目が染みたペンキのような強い臭い。
どれを見ても同じ住宅、はりぼての住まい、売上本位の建設会社。

かつての無垢の木で作られた家は、いつから無くなってしまったのだろう。
気持ちの良い住まいって作れないのだろうか?
日本の森林は、色濃くたくさんあるのに材木屋さんは外国産しか売ってくれない。

おかしい・・・何かがおかしい・・・
そして私は動き始めた。
国産の木材を安く手に入れたい、目が染みるビニールクロスでないものは?
接着剤を使わない方法は?化学物質って何?人に影響はないの?
消費者センターに相談してみた。
体調を壊した人たちがいた。欧米では発がん物質が検出され、
使用禁止の化学物質を日本では使用していた。重い腰を上げた行政は対策を講じようとしていた。

山に行ってみた。
木はあるけど、キコリがいない、森林の手入れをする人がいない、日本は国土の2/3が森林なのに、
ほとんど流通が無く、戦後、植林した森林は手入れをされず、荒れていて、経済の歯車から外れた世界だった。林業は終わりだ。
建材と言えば、外国の木を船で輸入、現地は伐りっぱなしで、環境破壊されていた。
日本の森林は見た目は豊かな森に見えるが、荒れた山林は自然環境を悪化させ、山崩れが起き、
保水能力のない山林に。
生態系のバランスが崩れることで、悪循環が起きていることを知らずに過ごしていた自分に気が付いた。

そんな中で同じ想いの仲間が集まってきた。
もうすぐ化学物質の基準が決まるよ・・・最低限だ。
やはり素材は確認しよう。
水源の森と都市をつなぎ、水源の森の木を使うことにより、いのちの森は救われ、
わたしたちの環境もよくなる。
私たちの身体に少しでも良いものを使うことが、より良い社会になるのだという事を。
そして20年経っていた。


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